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紅葉名所1,100地点見頃開始日をズバリ予想!「ウェザーニュース」アプリで公開中

【第三回紅葉見頃予想】東・西日本もようやく紅葉シーズン、残暑の影響で平年より見頃が遅いところも

~高尾山(東京)は11月18日頃、嵐山(京都)は11月23日頃から見頃の予想~

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株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:石橋 知博)は、秋の紅葉シーズンをお楽しみいただけるよう、「第三回紅葉見頃予想」を発表しました。
現在、北海道の紅葉シーズンは終盤を迎え、東北や東日本、西日本で徐々に見頃エリアが拡大しています。今週末は榛名山(群馬)や白山白川郷ホワイトロード(石川)、剣山(徳島)などで見頃の紅葉を楽しめそうです。
東日本や西日本では厳しい残暑の影響で葉の色付きが遅れています。このため、例年11月上旬までに見頃を迎える多くの名所では平年より遅い〜やや遅い見頃となる予想です。その後は天気が周期変化する見込みで、例年11月中旬以降に見頃を迎える名所では、平年並の見頃となるところが多くなりそうです。
気象情報サービス「ウェザーニュース」のアプリやウェブサイトでは、全国の名所約1,100地点の見頃開始日やスポット情報、ピンポイント天気予報を公開しています。この時期は朝晩と昼間の寒暖差が大きくなるので、紅葉狩りに行かれる際は、ウェザーニュースアプリを参考に服装選びをしてください。 

<ポイント>
1.      東日本と西日本で見頃エリアが拡大中、北海道は紅葉シーズン終盤
2.     東日本と西日本の例年11月上旬までに見頃を迎える多くの名所では平年より遅い見頃に
3.     全国で一部の葉に変色も 今後見頃の名所では鮮やかな紅葉に期待
全国約1,100地点の紅葉名所の見頃予想はこちら第三回紅葉見頃予想の一般向けサイト
ウェブサイト「紅葉Ch.」
https://weathernews.jp/koyo/
「第三回紅葉見頃予想」
https://weathernews.jp/s/topics/202410/310125/

2024年「第三回紅葉見頃予想」

全国の見頃予想マップ

<見頃時期:東・西日本は平年並〜遅い予想>
葉が色付く時期は秋の最低気温と深く関係しており、気温が低いと色付く時期が早くなり、高いと遅くなります。
今年の北海道は9月以降、度々流れ込んだ寒気の影響で平年並の見頃になったところが多く、紅葉シーズンは終盤です。一方、東日本や西日本は厳しい残暑の影響で色付くスピードがゆっくりになっています。すでに見頃を迎えた山々は、東日本を中心に平年よりやや遅い見頃になっているところが多いです。
今後は天気が周期変化する予想で、晴れる日の朝晩は放射冷却による冷え込みが見込めます。例年11月上旬までに見頃を迎える東日本や西日本の多くの名所では見頃時期が平年より遅い〜やや遅い予想ですが、11月中旬以降は平年並になる見込みです。
週末にかけては前線や台風21号から変わる低気圧の影響で、西日本や東日本は大雨となるおそれがあります。色付いている葉は散ってしまう可能性があるため、紅葉狩りを計画されている方はこまめに最新の情報をご確認ください。また、北海道は連休最終日頃から風が強まり、次第にこの時期としては強い寒気が流れ込む予想です。西日本も12月になると高温傾向が落ち着きます。強風や急な冷え込みで一気に葉が散ってしまう可能性があり、北海道や西日本平野部では平年よりも見頃期間が短くなるかもしれません。
今週末は鳥崎渓谷(北海道)や泉ケ岳(宮城)、榛名山(群馬)、白山白川郷ホワイトロード・ふくべの大滝(石川)などで見頃の紅葉を楽しめそうです。

<鮮やかさ:鮮やかな紅葉が見込めるものの、昼間の暑さや日照時間が葉の状態に影響>
夏の天候は葉の育ち具合や傷み具合を左右し、色付きの良さに影響を与えます。また、葉が鮮やかに色付くためには、秋に適度な日差しと雨があり、気温がしっかりと下がることが必要です。
今年は9月までの高温や日照時間が平年よりも長かった影響で、全国的に葉が変色してしまっているところがあります。特に、北日本や東日本の紅葉シーズンが早い地域では、葉が色付く前に枯れてしまったり赤みが少なかったりした木があるようです。ただ、八幡平(秋田)や剣山(徳島)など、平年並の鮮やかさになっているところもあります。
今後は全国的に天気が周期変化します。葉が鮮やかに色付くために必要な日差しや雨、朝晩の気温低下が見込めるため、これから見頃を迎える多くの名所で鮮やかな紅葉が期待できそうです。

※見頃の定義:一つの名所の中で、全体の約7割が色付いたときから落葉が始まった日まで
※見頃開始日の平年:2004〜2023年の期間で、紅葉が見頃を迎えた日の平均
※天候の平年:1991〜2020年の過去30年平均
※見頃の早さ:
 ・平年より遅い :平年より8日以上遅い
 ・平年よりやや遅い :平年より4〜7日遅い
 ・平年並 :平年との差が3日以内
 ・平年よりやや早い :平年より4〜7日早い
 ・平年より早い :平年より8日以上早い

 

各エリアの紅葉見頃予想

<今週末おすすめの紅葉名所>
鳥崎渓谷、小樽公園

【北海道】紅葉シーズンは終盤 見頃は11月上旬まで

北海道は9月以降、度々寒気が流れ込み、大雪山旭岳・姿見の池付近や豊平峡ダムなど平年並の見頃を迎えたところが多くなりました。山々では今年の紅葉が終了し、平野部でも紅葉シーズンは終盤です。

今後は周期的に低気圧が通過し、通過後は寒気が流れ込んで気温が下がるため色付きが進むとみています。まだ見頃を迎えていない名所では、函館公園などの一部で平年よりやや遅い見頃となる予想ですが、平年並の時期に紅葉を楽しめるところが多くなりそうです。ただ、連休最終日から連休明けにかけては低気圧の発達により、風が強まる予想です。急な冷え込みや強風で一気に葉が散り、見頃期間が短くなる可能性があるため、早めの紅葉狩りをおすすめします。

葉の色付きに関しては、色付く前に枯れて散ってしまったり、赤みが少なかったりしたところが多いものの、大雪山・高原温泉や知床五湖など鮮やかな紅葉になったところもあります。

<今週末おすすめの紅葉名所>
素波里峡(秋田)、泉ケ岳(宮城)

【東北】11月はじめは見頃が遅れるも その後見頃時期は平年並に

東北は9月下旬以降、度々秋の空気が流れ込み、標高が高い山から色付きが始まりました。これまでの厳しい残暑の影響で、八幡平・山頂付近(秋田)や磐梯吾妻スカイライン(福島)など、例年10月中旬にかけて見頃を迎える名所では、平年より遅めの見頃になったところが多い状況です。

今後の天気は周期変化します。晴れる日の朝晩は放射冷却で冷え込み、色付きが進みそうです。特に、連休最終日から連休明けは寒気が流れ込んで一気に色付きが進む可能性があります。このため、例年11月はじめにかけて見頃を迎える名所の色付きは引き続き遅れる予想ですが、その後は平年並の見頃になるところが増えるとみています。

葉の色付きに関しては、一部で色付く前に枯れてしまったり赤みが少なかったりしているものの、八幡平(秋田)などで鮮やかな色付きになっています。今後は葉が鮮やかに色付くために必要な日差しと雨が見込めることから、枯れていない葉は鮮やかな紅葉が期待できそうです。

<今週末おすすめの紅葉名所>
榛名山(群馬)、明智平(栃木)、ハクバマウンテンハーバー(長野)

【関東・甲信】見頃エリアが拡大中 11月上旬までは見頃時期が平年より遅く、11月中旬以降見頃は平年並に

関東・甲信は9月下旬以降、度々秋の空気が流れ込み、関東北部や長野県の標高が高い山から色付きが始まりました。これまでの厳しい残暑の影響で、竜頭滝(栃木)や上高地・河童橋付近(長野)など、例年10月中旬にかけて見頃を迎える名所では、平年より遅めの見頃になったところが多い状況です。

今後の天気は周期変化で、晴れる日の朝晩は放射冷却による冷え込みが期待できます。例年11月上旬までに見頃を迎える名所は平年より遅い〜やや遅い見頃になるところが多いものの、その後は平年並の時期に紅葉を楽しめるところが多くなる見込みです。週末にかけては前線や台風21号から変わる低気圧の影響で大雨となるおそれがあり、色付いている葉は散ってしまう可能性があるため、紅葉狩りを計画されている方はこまめに最新の情報をご確認ください。

葉の色付きに関しては、一部で色付く前に枯れてしまっているものの、尾瀬沼・群馬側(群馬)や白駒の池(長野)などで平年並の鮮やかさとなりました。今後は葉が鮮やかに色付くために必要な日差しと雨が見込めることから、枯れていない葉は鮮やかな紅葉が期待できそうです。

<今週末おすすめの紅葉名所>
白山白川郷ホワイトロード・ふくべの大滝(石川)、大佐渡スカイライン(新潟)

【北陸】見頃エリアが拡大中 11月上旬までは見頃時期が平年より遅く、11月中旬以降見頃は平年並に

北陸は9月以降、朝晩は気温の下がった日があり、大観峰周辺(富山)では平年よりやや遅い見頃に、白山白川郷ホワイトロード・白山展望台(石川)では平年並の見頃になりました。

今後の天気は周期変化します。これまでの厳しい残暑や、今後も平均気温が平年より高めになる影響で、引き続き色付くスピードはゆっくりの予想です。例年11月上旬にかけて見頃を迎える名所では、平年より遅い〜やや遅い見頃になるところが多いとみています。例年11月中旬以降に見頃を迎える名所は、平年並の時期に紅葉を楽しめるところが多くなりそうです。
週末にかけては前線や台風21号から変わる低気圧の影響で大雨となるおそれがあり、色付いている葉は散ってしまう可能性があるため、紅葉狩りを計画されている方はこまめに最新の情報をご確認ください。

葉の色付きに関しては、大観峰周辺(富山)で鮮やかな紅葉となりました。今後も葉が鮮やかに色付くために必要な日差しと雨が見込めるため、多くの名所で鮮やかな紅葉が期待できそうです。

<今週末おすすめの紅葉名所>
茶臼山高原(愛知)

【東海】見頃エリアが拡大中 11月上旬までは見頃時期が平年より遅く、11月中旬以降見頃は平年並に

東海は10月になって段々と朝晩は涼しい日が増え、標高の高い山から色付きが始まりました。ただ、これまでの厳しい残暑の影響で色付くスピードはゆっくりで、茶臼山高原(愛知)や奥飛騨温泉郷(岐阜)では平年より遅い見頃になっています。

今後の天気は周期変化で、晴れる日の朝晩は放射冷却による冷え込みが期待できます。このため、例年11月上旬までに見頃を迎える名所は平年より遅い〜やや遅い見頃になるところが多いものの、11月中旬以降は平年並の時期に紅葉を楽しめるところが多くなる見込みです。
週末にかけては前線や台風21号から変わる低気圧の影響で大雨となるおそれがあり、色付いている葉は散ってしまう可能性があるため、紅葉狩りを計画されている方はこまめに最新の情報をご確認ください。

葉の色付きに関しては、9月までの高温や強い日差しの影響で、一部では色付く前に枯れてしまっています。今後は葉が鮮やかに色付くために必要な日差しと雨が見込めることから、枯れていない葉は鮮やかな紅葉が期待できそうです。

<今週末おすすめの紅葉名所>
今週末はまだないですが、今後に期待

【近畿】見頃エリアが拡大中 11月上旬までは見頃時期が平年より遅く、11月中旬以降見頃は平年並に

近畿は10月になって段々と朝晩は涼しい日が増え、標高の高い山から色付きが始まりました。大台ヶ原(奈良)では平年並の見頃になり、落葉が始まっています。10月下旬は気温の高い日が続いたため、現在は色付きがやや遅れています。

今後の天気は周期変化で、晴れる日の朝晩は放射冷却による冷え込みが期待できます。例年11月上旬までに見頃を迎える名所の色付きはやや遅れる可能性があるものの、11月中旬以降は平年並の時期に紅葉を楽しめるところが多くなる見込みです。
週末にかけては前線や台風21号から変わる低気圧の影響で大雨となるおそれがあり、色付いている葉は散ってしまう可能性があるため、紅葉狩りを計画されている方はこまめに最新の情報をご確認ください。

葉の色付きに関しては、大台ヶ原(奈良)で鮮やかな紅葉となりました。今後も葉が鮮やかに色付くために必要な日差しと雨が見込めることから、多くの名所で鮮やかな紅葉が期待できそうです。ただ、9月までの高温や強い日差しの影響で、葉が変色しているところがあります。全体の鮮やかさを損なうほどではないものの、一部の色付きに影響が出る可能性があります。

<今週末おすすめの紅葉名所>
大山(鳥取)、剣山(徳島)

【中国・四国】見頃エリアが拡大中 11月上旬までは見頃時期が平年より遅く、11月中旬以降見頃は平年並に

中国・四国は10月になって段々と朝晩は涼しい日が増え、標高の高い山から色付きが始まりました。剣山(徳島)では平年並の見頃を迎えています。ただ、10月下旬は気温の高い日が続いたため、色付きはやや遅れています。

今後の天気は周期変化で、晴れる日の朝晩は放射冷却による冷え込みが期待できます。例年11月上旬までに見頃を迎える名所は平年よりやや遅い見頃になるところが多いものの、11月中旬以降は平年並の時期に紅葉を楽しめるところが多くなる見込みです。
週末は前線や台風21号から変わる低気圧の影響で大雨となるおそれがあり、色付いている葉は散ってしまう可能性があるため、紅葉狩りを計画されている方はこまめに最新の情報をご確認ください。

葉の色付きに関しては、石鎚山(愛媛)や剣山(徳島)の山頂付近で平年並の鮮やかな紅葉になっています。今後も葉が鮮やかに色付くために必要な日差しと雨が見込めることから、多くの名所で鮮やかな紅葉が期待できそうです。ただ、9月までの高温や強い日差しの影響で、葉が変色しているところがあります。全体の鮮やかさを損なうほどではないものの、一部の色付きに影響が出る可能性があります。

<今週末おすすめの紅葉名所>
今週末はまだないですが、今後に期待

【九州】見頃エリアが拡大中 11月上旬までは見頃時期が平年より遅く、11月中旬以降見頃は平年並に

九州は10月になって段々と朝晩は涼しい日が増え、呑山観音寺(福岡)などで色付きが始まりました。ただ、10月下旬は気温の高い日が続いたため、色付きはやや遅れています。

今後の天気は周期変化で、晴れる日の朝晩は放射冷却による冷え込みが期待できます。例年11月上旬までに見頃を迎える名所は平年よりやや遅い見頃になるところが多いものの、11月中旬以降は平年並の時期に紅葉を楽しめるところが多くなる見込みです。
週末にかけては前線や台風21号から変わる低気圧の影響で大雨となるおそれがあり、色付いている葉は散ってしまう可能性があるため、紅葉狩りを計画されている方はこまめに最新の情報をご確認ください。

葉の色付きに関しては、葉が鮮やかに色付くために必要な日差しと雨が見込めることから、多くの名所で鮮やかな紅葉が期待できそうです。ただ、9月までの高温や強い日差しの影響で、葉が変色しているところがあります。全体の鮮やかさを損なうほどではないものの、一部の色付きに影響が出る可能性があります。

※紅葉見頃マップなど画像はクリックすると拡大します。


全国の名所約1,100地点の見頃予想日やスポット情報は、「ウェザーニュース」のスマホアプリとウェブサイト「紅葉Ch.」(https://weathernews.jp/koyo/)にて公開しています。

 

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