TOP > NEWS > 2026

ニュース

ウェザーニュース傘調査 線状降水帯やゲリラ雷雨へのリスク意識が影響?

傘の予算は10年余りで約1.5倍に 極端気象に対応する “タフ&多機能”トレンド

日傘の定番色は「黒」 男性の使用率は着実に増加

モバイル/インターネット >

kasatyousa2026株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:石橋 知博)は、梅雨の季節やゲリラ雷雨など突発的な雨の際に欠かせない傘について、お天気アプリ「ウェザーニュース」のユーザーに調査を実施し、その結果を発表しました。調査の結果、傘を選ぶ際に最も重視しているポイントは「丈夫さ」であることが分かりました。2017年に行った同様の調査と比較すると「丈夫さ」と回答している割合が増加しています。また、傘一本に出せる金額は3,272円で、2014年に比べると1,000円以上も上昇していました。ゲリラ雷雨や線状降水帯など極端な気象現象のニュースが増える中、強い雨風に耐えられるタフな構造や、長く使える高品質なものへの需要が高まっており、傘1本にかける購入予算も上昇傾向のようです

ウェザーニュース「雨雲レーダー」や「天気マーク」の確認はこちら
ウェザーニュースアプリをダウンロード
https://weathernews.jp/app/

 

傘購入時のポイントは「安さ」を抑え「丈夫さ」が多数派

傘購入時の重視ポイントは

「いま持っている傘を購入する時に重視したポイントは?」と伺ったところ、「丈夫さ」が46%でダントツの1位となりました。次いで「デザイン」と「軽さ」が17%と続き、「安さ」は10%にとどまっています。男女間でも、価値観の大きな開きが見られました。男性は半数以上(54%)が「丈夫さ」が最優先で、「デザイン」はわずか8%にとどまり、壊れにくさを何よりも重視する傾向が顕著です。女性のトップは「丈夫さ」で34%ですが、「デザイン」も32%とほぼ同率で並びます。一方で「安さ」はわずか5%で、気に入ったデザインや機能のためなら出費を惜しまない姿勢が浮き彫りとなりました。年齢層によっても、傘に求める“快適さ”の定義が異なることも分かりました。10~30代の「丈夫さ」への重視度は56~58%と非常に高く、若者ほど壊れにくさを最優先にしています。「軽さ」を重視する割合は年齢とともに右肩上がりに上昇し、60代で20%、70代で23%に達します。シニア世代にとっては、持ち歩き時の体への負担が少ない軽量モデルやコンパクトさが、購入の重要な基準となっています。

 

傘購入時の重視ポイントは?(2017年と2026年の比較)

9年前(2017年)と比較すると傾向が変化していたことがわかりました(※)。「丈夫さ」を重視している割合は、2017年が45%だったのに対し、2026年は51%へ上昇。一方で、「デザイン」は25%(2017年)から18%(2026年)、「安さ」は16%(2017年)から11%(2026年)へとそれぞれ減少しました。近年の度重なる豪雨や強風へのリスク意識から、「激しい雨風でも壊れないタフな傘」を買い求める消費者が増加傾向であると言えるかもしれません。

※2017年の選択肢と揃えるため、2026年の調査結果は「その他」を除いた割合で表記しています。

 

2014年から1,000円以上アップ!全国平均は「3,272円」に上昇

傘1本にいくらまで出せる?

「傘一本にいくらまで出せますか?」という質問に対して、500円単位で任意の金額を伺いました。全国平均は「3,272円」となりました。12年前(2014年)の同調査の平均予算「2,227円」と比較すると、1,045円もの大幅な上昇となりました。この10年余りで傘に対する金銭感覚が大きく変化しているようです。予算の金額を都道府県別に見ると、1位の京都は4,000円を超えており、47位の秋田とは約2,000円もの開きがあります。京都や東京などの都市部、そして古都奈良などでは、身だしなみや傘の機能性へのこだわりが予算を大きく押し上げているのかもしれません。フリーコメントを分析すると、「多少高くても、風に強くて壊れずに長く使えるタフなものが欲しい」「長傘ではなく、折り畳みで日傘兼用(晴雨兼用)であれば、高い遮光性や遮熱性などの高機能を考えてこれくらいの値段(3,000〜5,000円)まで出せます」といった意見が見られました。近年の環境変化に伴い、「長持ちする耐久性」や「晴雨兼用の多機能性」への投資を惜しまない姿勢が主流になりつつあるのかもしれません。

直近2年で「買った回数0回」が75.7%!購入頻度は「0.5回」で変わらず

直近2年で、急な雨で傘を買った回数は?

「直近2年で、急な雨で傘を買った回数は何回ですか?」という質問に対して、任意の回数を回答していただきました。「0回」と答えた人が75.7%と全体の4分の3以上を占めました。全体の平均購入回数は「約0.5回」となっており、これは2024年の過去調査と比較しても「0.5回で変わらず」という結果になりました。ゲリラ雷雨のニュースが増える一方で、出先で突発的に傘を買い足す人は、ここ数年非常に低い水準で安定しています。

直近2年で、急な雨で傘を買った回数は?

都道府県別で見ると、島根(1.2回)や大分(1.1回)がやや高めであるものの、日本地図を見ても大半のエリアが平均0.5回未満に収まっています。出先での傘の購入回数が低い水準を維持している背景には、現代人ならではのスマートな防衛策とライフスタイルの変化があります。調査から見えてきた、傘を買い足さずに済んでいる主な理由としては、「晴雨兼用傘」の常時携帯が習慣化、高精度な予報チェックと雨宿り、マイカーへの「置き傘」徹底が目立っていました。

折り畳み傘は都市部ほど携帯率が高く、地方ほど持たない

折りたたみ傘の持ち歩きは?

折りたたみ傘を普段どれくらい携帯しているかを聞いたところ、最も多かったのは「雨予報の時だけ」で全体の46%を占めました。天気予報を事前にチェックし、必要な日だけバッグに入れるのが主流のようです。次いで「いつも持ち歩く」が30%、「持ってない」が24%となり、お出かけ時の準備スタイルは大きく分かれる結果となりました。フリーコメントを分析すると、カバンに入れっぱなしにする常時携帯派が「ゲリラ雷雨へのお守り」とする一方で、予報連動派は「少しでも荷物を軽くしたい」というミニマリスト的なこだわりを持っており、それぞれのライフスタイルに合わせた合理的な選択がなされていることがうかがえます。

折りたたみ傘の持ち歩きは?

折りたたみ傘を日常的に活用している(「いつも持っている」または「雨予報の時だけ持つ」)割合が高い地域は、すべて首都圏と関西圏の都市部に集中しています。これらの地域は電車や徒歩による移動がメインであるため、「出先で突然雨に降られて濡れるリスク」を避ける意識が強く、折りたたみ傘が必須アイテムとなっていることが分かります。一方で、折りたたみ傘の携帯率が最も低く、「持ってない」の割合が半数近くに達している地域には、北陸や四国、東北の日本海側などが名を連ねています。これは、「車社会」であることが1つの要因として考えられます。「電車移動(都市型)か、車移動(地方型)か」という生活インフラの違いが、折りたたみ傘の携帯習慣を分ける最大の要因となっていると考えられます。

傘だけじゃない!みんなの「雨の日対策」リアルな声

「通勤・通学時に雨が降っている場合、傘以外には主にどんな対策する?」と伺ったところ、傘以外にもさまざまな工夫で雨の日を乗り切っている姿が見えてきました。圧倒的に多かった対策から順にご紹介します。

【1位】 足元の防水対策:靴の選択と「防水スプレー」
最も多くの声が集まったのが、足元の不快感を防ぐ工夫です。「長靴やレインブーツ、レインシューズを履く」という定番スタイルはもちろん、「お気に入りのスニーカーに防水スプレーをしておく」「防水性の高い素材の靴を選ぶ」といった、高機能な足元対策を徹底している人が目立ちました。

【2位】 身を守るウェア:「レインコート・カッパ」派
続いて多かったのが、服を濡らさないためのレインウェアの着用です。特に自転車通勤・通学の方や、風が強くて傘が役に立たないレベルの大雨の日に重宝されています。

【3位】 移動手段・行動の工夫:「車移動」や「時間調整」
「そもそも濡れないように動く」というアプローチも上位にランクイン。車通勤のため傘は車内置きっぱなしという方や、交通手段を切り替える方、さらには出勤・退勤のタイミングをずらす知恵も見られました。

【4位】 荷物の保護とケア:「タオル・替えの靴下・ビニール袋」
万が一濡れてしまったときの後方支援セットを用意している周到な方もたくさんいました。

 

日傘の利用、男性の利用率は着実に前年超え

日傘を使っていますか?

雨傘に加えて日傘の利用状況について尋ねたところ、全体の57%が「使ってない」と回答し、「検討中」の9%と合わせてもまだ全体の約6割以上が日傘を使用していないという結果になりました。普及率で見ると依然として少数派ではありますが、その内実には確実な変化が起きています。

日傘を使っていますか?(男性)

特に注目すべきは「男性日傘」の着実な浸透です。2019年に実施した同調査と比較すると、男性の「使ってる+今年デビューした」の割合が、4%(2019年)から15%(2026年)大幅に増えていることがわかりました。女性の使用率(63%)に比べるとまだ50ポイントほどの大きな開きがあるものの、男性の間でも「周囲の目が気になる」という心理的ハードルより「圧倒的な涼しさ」という実利を選ぶ人が確実に増えています。

日傘を使っていますか?(年代別)

年代別の分析では、今後のさらなる市場拡大を予感させるデータが飛び出しました。各年代の現在の利用率は24〜34%の間でほぼ横ばいですが、20代は「検討中」が20%と、全年代の中で突出して高い数値を記録しています(全体平均は9%)。すでに20代では3%が「今年デビュー」を果たしていることからも、若い世代ほど日傘への関心が高く、きっかけがあれば今すぐにでも使い始めたいという高い潜在需要を抱えていることが分かります。

 

一番人気は王道の「黒」!定番カラーに人気が集中

今使っている日傘の色は?

現在使用している日傘の色を尋ねたところ、1位は「黒」で31%を占め、定番色として最も支持されていることが分かりました。黄色やピンク、緑などの鮮やかな単色は各1〜2%と少数派にとどまり、日傘選びにおいては黒や白、青といった定番カラーに人気が集中していることが分かります。また、日傘専用ではなく、急な雨にも対応できる「晴雨兼用」として使っているケースが多く、傘のマルチタスク化が定着していることも伺えます。フリーコメントを分析すると、日傘の色選びはデザインの好み以上に「遮熱・UVカット効果」をシビアに追求する傾向が鮮明になりました。最もこだわり派の声が集まったのがこの構造です。「全部黒だと熱がこもる。外側の白で太陽光を反射し、内側の黒で路面からの照り返しを吸収するのが一番涼しい」と、理にかなった防暑対策として選ばれています。黒単色には「遮光率の高さが一番信頼できる」と根強い支持があります。また、シルバー愛用者からは「熱の遮断力が段違いで、一度使うと手放せない」と物理的な涼しさを絶賛する声が寄せられました。その他の意見(青・ネイビー・柄物など)としては、内側が青空柄の傘で「見上げた時に気持ちを前向きにする」という工夫や、スーツに馴染む「ネイビーやグレー」、さらに「ボーダーやチェック柄」で熱中症対策とおしゃれを両立させるなど、ライフスタイルに合わせた多様な選択肢も見られました。

 

最新の雨予測を確認するには、雨雲レーダーがおすすめ!

傘を持つか否かの判断をする際には、 「雨雲レーダー」の予測が便利です。雨雲レーダーの予測で雨雲がかかるエリアは雨が降る可能性があるため、仮に天気予報の降水確率が低かったとしても、傘など雨具を持って出かけるのがおすすめです。また、雨雲レーダーの特徴として、雨がいつ降って、いつ止むのか、いつ強まって、いつ弱まるのかが細かくわかるため、傘も持っていなかった時にしばらく室内に留まって雨をやり過ごすのにも役立ちます。ウェザーニュースの雨雲レーダーは250m四方/10分間隔という高解像度で、30時間先までの雨雲の動きを確認できるので、お出かけ前に確認して傘を持つ判断基準にしたり、室内に避難して雨に濡れるのを防いだり、雨が止むまで雨宿りをするのに便利です。雨のリスクが高まる季節、気象情報を味方につけて、少しでも快適かつ安全にお過ごしください。

▼お天気アプリ「ウェザーニュース」
「雨雲レーダー」や「天気マーク」の確認はこちらから
https://weathernews.jp/app/

 

<アンケート概要>
質問:「折りたたみ傘の持ち歩きは?」 回答:いつも持ち歩く/雨予報の時だけ/持ってない 回答数:10,245人
質問:「いま持っている傘を購入する時に重視したポイントは?」 回答:デザイン/安さ/丈夫さ/軽さ/その他 回答数:9,749人
質問:「今使っている日傘の色は?」 回答:白/黒/黄色/ピンク・赤/緑/青/ベージュ/シルバー・ゴールド/その他の色・柄 回答数:8,594人
質問:「日傘を使っていますか?」 回答:使ってる/今年デビューした/検討中/使ってない 回答数:10,859人
質問:「傘一本にいくらまで出せますか?」 回答:0〜50,000円(500円刻み) 回答数:10,507人
質問:「直近2年で、急な雨で傘を買った回数は何回ですか?」 回答:0〜50回 回答数:11,044人
質問:「通勤通学時に雨が降っている場合、傘以外には主にどんな対策するか教えてください。」 回答数:4,052人

 

参考 「傘一本にいくらまで出せますか?」(円)

都道府県

金額

都道府県

金額

北海道

2,559

滋賀

2,729

青森

2,872

京都

4,052

岩手

2,636

大阪

3,718

宮城

2,886

兵庫

3,458

秋田

2,069

奈良

3,786

山形

2,500

和歌山

3,180

福島

2,506

鳥取

3,850

茨城

2,793

島根

3,277

栃木

2,759

岡山

2,470

群馬

3,409

広島

3,240

埼玉

3,230

山口

2,917

千葉

3,467

徳島

3,179

東京

3,862

香川

3,090

神奈川

3,536

愛媛

2,670

新潟

2,584

高知

2,645

富山

2,659

福岡

3,378

石川

2,713

佐賀

2,667

福井

2,750

長崎

2,607

山梨

2,381

熊本

3,541

長野

2,952

大分

2,432

岐阜

3,304

宮崎

3,019

静岡

3,104

鹿児島

2,622

愛知

3,513

沖縄

3,034

三重

2,894

全国平均

3,272

 

 

本ニュースをプリントアウトしてご覧になりたい方はこちら