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ウェザーニューズ 千葉県記録大雨の浸水被害報告2万件を分析

【令和8年8月千葉豪雨】 2人に1人が浸水想定区域“外”で被災か

都市・広域水害の実態を可視化 現場から届いた「1万通の被害動画マップ」を公開

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令和8年8月千葉豪雨で被災された皆様にお見舞いを申し上げます。また、本調査にご協力いただいた皆様に感謝いたします。

 株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:石橋 知博)は、お天気アプリ「ウェザーニュース」を通じて、今回の大雨により各地で多発した浸水・冠水被害の発生状況を緊急調査し、その結果を発表しました。本調査は、被害の全容を明らかにし、復旧作業に役立てていただくため、また、今後の二次災害やこれからの大雨・土砂災害の減災に繋げていただくことを目的としています。

令和8年8月千葉豪雨まとめのウェブサイト

被害動画報告マップ

https://weathernews.jp/news/202608/140171/

https://weathernews.jp/info/news/chiba_rain2026/movie/

◆調査概要

今回、緊急アンケートでは「一番水位が高かったときの浸水状況」を伺っており、集まった回答(10,009件)をマッピングしています。このデータも含め合計4つのデータを照らし合わせて分析しています。

・冠水/浸水の被害情報
2026年8月13日14時〜24時に千葉県内からウェザーニュースアプリユーザーから寄せられた9,938件のウェザーリポート

・浸水想定区域
国や都道府県などの河川管理者が、流域に降る雨の量や堤防が切れる場所など情報から河川がはん濫した場合に、浸水が想定されると定めた区域

・低位地帯
国土交通省が算出した、周辺部よりも標高が低く、排水が困難である地帯

・積算降水量
8月13日12時〜14日0時の期間にて気象庁レーダーの画像から降水量を積算

これらのデータをもとに、雨量が嵩んだ地域で何が起こったのかを分析しました。

◆被害報告の半数超が「想定区域外」

アプリ「 ウェザーニュース」を通じて千葉県内から寄せられたウェザーリポート(9,938件)のコメントを全てAIで判定しました。被害を示すキーワードを含むウェザーリポートのうち、低位地帯または浸水想定区域内から寄せられたものは44.3%でした。一方、低位地帯または浸水想定区域外から寄せられたものは55.7%にのぼりました。
つまり今回の豪雨では、従来から水害リスクが高いと考えられていた場所だけでなく、それ以外の場所でも多くの冠水・浸水被害が発生していたことになります。

 

◆浸水想定区域外では都市型水害の特徴が顕著に

被害報告

低位地帯または浸水想定区域外から寄せられたコメントを分析すると、千葉市中央区、千葉市緑区、柏市、八千代市:「ペリエ1階浸水」「千葉駅ロータリーもすごい」「JR常磐線のアンダーパスが冠水し通行止め、車が水没している」といった、河川の氾濫ではなく道路・アンダーパスの排水能力を超えたことによる内水型の被害が中心でした。

こうした被害は、河川そのものが氾濫したというより、短時間の激しい雨によって道路やアンダーパスの排水能力を超え、水がたまったことによるものと考えられます。

 

◆なぜ「想定区域外」で浸水したのか

今回の特徴の一つが、短時間に非常に大量の雨が降ったことです。一般的な下水道が処理できる雨量は1時間に50mm程度です。今回は1時間に100mmを超える、通常の処理能力の約2倍にあたる雨が降ったため、排水が追いつかず、水が道路などにあふれたとみられます。これは「内水氾濫」と呼ばれる都市型水害の典型的な特徴です。
 この浸水想定区域図はあくまで河川氾濫を前提としたシミュレーションになります。今回のような都市型水害の場合は、排水能力を超えた大雨による内水氾濫による被害が数多く発生することが、データの重ね合わせから浮き彫りになりました。今回、実際の被害情報と雨量、地形などを重ね合わせたことで、その特徴が明確に見えてきました。

 

◆一方、浸水想定区域では実際に大きな被害

もちろん、これまで水害リスクが高いとされてきた地域でも、多くの被害が発生しています。特に以下の自治体では、浸水想定区域内からの投稿の割合が高く、実際の被害と地図上のリスクがよく一致していました。

市川市:「道路が冠水し、車が半水没してエンジンが停止」といった報告があった原木インター付近も、江戸川・大柏川水系の氾濫想定区域に含まれるエリアです。

千葉市美浜区:埋立地特有の低地であることも要因とみられます。

市原市、松戸市:松戸市では新坂川の増水と合わせ、「新松戸付近のアンダーパスは冠水通行止」「1階は床上浸水」との報告がありました。

今回の分析からは、従来から水害リスクが高いとされている場所では実際に被害が発生しやすい一方、それだけでは今回の被害の全体像を説明できないことが分かります。

 

◆被害データを活用した防災・減災活動へのご協力について

ウェザーニューズでは、本災害の各防災機関の減災活動に貢献できるよう、被害データを活かした情報共有を行っております。本データの活用や連携をご希望の公共機関・自治体・研究機関様は、下記のお問い合わせ先にご連絡ください。

<お問い合わせ窓口>
/contact/general-inquiries

 

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